FREE STYLE 2020にいってきたという おはなし#1
所詮は他担じゃないか、
と
思われるかもしれないけれどとてもたくさんのものを貰った時間だったので感じたことを書き留めたいと思った次第。
今まで一度も現場に入ったことのない雑魚雑魚オタクのわたしには時間がない。
少しでも画面越し以外に直接感じ取れるものが欲しくて弾丸のスケジュールで向かった六本木。
来る 、
10月01日 午後2時。
めちゃくちゃな重力を感じながらぐんぐんと高層階に登っていくエレベーターで期待を胸にドキドキしていた
と思いきや、重力で耳はやられるし緊張して気持ち悪いしそれどころではなかった
ドアが開くとそこはもう入り口なんだけど
案外簡素な感じの入り口に拍子抜けした。
これが展覧会の一歩目、大空間なので入り口が開けた感じになるのね、納得
入ってすぐの左手、キャンバスに
ご覧あれ〜、の文字。
文字のかすれや、絵の具の気泡、凹凸、、
展覧会も過去FSも未履修のわたしはもうそれだけでめちゃくちゃ感激してすげーすげー
とアホのように一人でもごもご言うていた。少し涎が垂れてしまった。が、マスクがあってよかった。
真ん中にぐるぐる巨大グリーンヘッドがあって、それを取り囲むように過去作がある感じ。列はないけれどご覧あれ〜の隣から見て行った、
わ〜〜ん
はじめて見れた
「FREESTYLE」のグラフィティ。ARASHI IS ALIVE!の写真集に載ってた時から
かっけー!!とおもってた、
実際に向かい合うと、液ダレとかスプレーの質感まで見ることができて、これがおおのさとしが楽しんで作った作品。
それにしてもなぜヒップホップがバックグラウンドに濃くあるわけじゃないのに、ビシバシにストリート感があるのだろうか、
マジでフリースタイルしてるな、、、、とか感じて既に感情が宇宙になる。
ヘッドフィギュアを撮ったよシリーズの写真に癒される、これなんのカメラで撮った?
というかレタッチ、色味がめちゃくちゃ好み、暗いフィルムっていいよね
あと金網に囲まれたところにも
過去作があった、ちっちゃいキャンバスに描かれたものや、生地つかった立体作品とか、初参戦のわたしはこれがアレ!と詳しくはわからないけどとにかく穴があくほどみました。
写実っぽい絵とか立体が多い中で
beavis and butthead↓これ
的タッチのイラストがあったのめちゃかわいかった。あとフリスタの作品たちを倉庫から運んでくれてるヤマトさん、ありがとう。
ここからの展示が割とフリスタの過去作品とかが運ばれてた箱が活かされててとてもよかった。
とか思っているとぐるぐる巨大グリーンヘッドとの対面
見る角度によって表情ちがくて可愛かった。
しかしそれよりグリーンヘッドと対面に新作の抽象画っぽいのがたくさん
色使いがポップかと思いきや
暗い色にたくさんの色が塗り込まれてたりと美術に明るくないわたしは言葉で表現することはできないけど
どんな時間に書いたのかな〜とか考えながら見てた。
おちょこの絵は思ったより長くて迫力。
そう、迫力。ぐるぐる回る巨大な人の頭、というカオスな物体と同じ迫力がそこにはあった。
パっとみるとちょっと怖いなと思うけれどよく見るとサイトウさんちっくな顔に見えたりと
可愛かった。
まだまだヘッドフィギュアたちがたくさんいます。
わたしのオキニはドラァグクイーンのような子、過剰なつけまつげに丁寧にセットされたブロンドの前髪、その上に被ったぼうし。
他の作品もそうだけど
これを全部丁寧にはっつけたり、つけまをどれにしようか選んで切ったりしたのか、、、とおもうと大野智のギャルマインドが心をよぎり
好きがだばだば溢れました。
ここが終わるとエリア2に繋がる通路です。
ここにも過去作。
怪物くんとか、ツボにぴんくの頭が刺さってるヤツとかが並んでます。
わたしが一番好きなのが足と手でウェディングベールを持ってる作品。
レース生地の質感や、布の広がり方、裾などなど生で見ることで、今ここに自分と作品が介在することで完成してる〜!
という実感を濃く得られた。
ベールの奥の顔は真っ暗で何を考えてるのかよくわからんかったけれど手足は金色ぴかぴかだな
クソ長いし、自分のために、とは思いつつ
文章がまとまらないので一度きります。
a Day in Our lifeで失恋した少年は、私たちの心を奪っていきました。
みんな、かわいい名前に変えるのが上手。
タイムラインにあふれるリボンマークと感動の文字、かわいい。
まあそんなことはどうでもよくて、15日から配信されたLove so sweer : Reborn。
これでリボーンシリーズ四作目だけど、歌詞の変化の仕方がこれまでの3作とちょっと違ったかなって感じたところから、じゃあRebornと原曲ってなにが具体的に違うの?を比較して思ったことをつらつら書きたいと思う。
と思ったらただのa day in our lifeが好きな人の文章になってしまったのでa dayに焦点をあてて今回ははちゃめちゃに語りたい。
嵐とファンをつなぐ歌詞
これは一目瞭然、Rebornシリーズに共通してるコンセプトでだれが見ても思うやつ。やっぱりアイドルという特性上、いままでにもこれは私に?と錯覚できるような曲は多いと思うけど、このシリーズはファンと嵐が歩んできた時間を振り返るような歌詞が印象的。
そしてなんでかめっちゃ儚い。”別れ”がともなってることも特徴だと思う。
そこで特に顕著なのが
a day(略)のRebornだとおもってて
君の涙笑顔みんな全部
手と手つなぐ君をそばにいつも
感じていたいんだ
の部分、Rebornでは日本語ではまったく関係のない砂のお城まで登場します。そんな脆いものに例えないで、、、、となったりもする。
I had your hand in my hand But the dreams and the plans
きみの手を握っていたけれど(二人でいたけれど?)その夢と計画は
Tend to fall down when you’re building castles of sand君が砂のお城をたてることでくずれやすくなってしまう
But it’s alright, cause I got a day in your lifeでもいいんだ、君の日々を手に入れることができたから
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/arashi/a-day-in-our-life-reborn/
下の日本語は自分で意訳したものです。間違ってたらごめん。
ここから、原曲は木更津キャッツアイの主題歌だったてことをメインに考えず考察します。
圧倒的に違うのは、原曲は思春期ソング、対して夢とか計画だとか、もう大人になっていることを見せつけるReborn。
恋愛的にみると好きな人の隣にいつだっていたいよ!な前者に対して、
ずっとは無理かもだけど少しでも君の時間をもらえたからいいよ、て感じの後者。
もう”嵐とずっと一緒にいる”っていうフェーズは終わりだよ、って告げられているみたいで激せつない。
しかも砂のお城っていうワードの存在がめちゃくちゃ自分の中ででかくて、
その部分がそのあとのARASHI in da buildingのところにかかってるんではないかと勝手に踏んでいる。
翔君がインスタライブで、in da houseからin da buildingに規模がおっきくなったんだよ~なんてことを言ってたけど、
私はこのおっきくなった建物こそがみんなで築き上げた砂のお城であって、
ひいては”嵐”というものなんじゃないかな、とか鬼のような飛躍をかましつつ考察してた。
なにが怖いってこれを、
どアタマに持ってくるあたり。
人が死ぬシーンからはじまる映画なんか?というぐらい(過激)はじめからドカンと重めのものを突っ込んでくる。
もうひとつ
原曲では、
いつか君は僕の元へ、、、
なんてめちゃくちゃ受け身、年下な男の子感(つまりバンビ)なんですけどこれが生まれ変わっちゃうと
I love you. I know somehow you’ll be mine
愛してる、でもなぜだか君が僕のものになるって知っている
Ooh once again. If you believe it will happen just any timeああもう一度、君が信じていればそれはいつでも実現するよ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/arashi/a-day-in-our-life-reborn/
ああ~、、、、、、、
嵐の女にされてしまいました。しかも確信をもって心を盗まれてしまっています。
困った。私的にここは、どう意訳してもちょっと強気になってしまいます。もしこう思うよ~なんて人がいたら教えてほしいです。
でもここの強気は、嵐の、特に翔潤の二人が言っていた”風速つよくても嵐についてきて”っていうのと同じ気概を感じてしまう。
その後に、こんなセリフを持ってこられたらそれはもう、休止後にも僕のことを思ってて、と発言した大野君の顔が浮かんでくる。
みんな信じて待ってて、という言葉を、原曲の主人公と同じで、大好きな人を待つ立場になった私たちに投げてくれるわけです。フォローが手厚いし、信じてれば叶うなんてディズニーじゃないすか。素敵。
と、とりとめもなく、つらつらとここまで書いてしまったんだけど
歌詞の面においての大きい変化は
思春期から大人へ、
そして架空の物語のあなたに一方的につづられたラブレターのようなものから、
ファンにむけて送られた今までの思いを共有するお手紙って感じになったところだと!
私は!!強くおもう!!!!!
まだ言いたいことがある。楽曲面について。
おいおい、HIP HOPの流行を取り入れるじゃん
というのも、歌唱部分ではない部分、ラップぽい言い方するとトラックの部分ですね。これがめちゃくちゃに好き。
私は音楽理論に詳しくないので完璧な主観で書きます。
嵐とHIP HOPってかなり関わり深いと思うんですけどもそれを語りだすととめどなくなると思うので今回はやめます。またやらせてください。
まず2002年に楽曲を提供したのがスケボーキングっていうミクスチャーロックバンド。ヒップホップとロックのハーフみたいなバンドです。
今でわかりやくいうとDragon Ashな感じだし、実際に関わりは深かったらしい。
このa dayを作るときになにかジャニーズのクラシック的な楽曲からサンプリング*1
してつくりたいという話が二人の中であったらしくその結果選ばれたのが
少年隊”ABC”
またこの元ネタ*2、制作陣がはちゃめちゃに豪華、割愛しますがみんなが国民的楽曲をつくってる方々。HIPHOPでは、音楽として先輩にあたるソウルミュージックから引用するならば、ジャニーズはジャニーズの先輩からひっぱってこようぜ、てのがかっこいい。
あと、スケボーキング、小田和正のサンプリングも出しててたぶん昭和歌謡的楽曲のサンプリングが好きなのもあるんだと思う。
これはいよいよどの層に需要がある文章かわからなくなってきた、が
後には引けない。
ということで2002年に発売されたこの曲。
今でさえHIP HOPだとか、ラップはフリースタイルダンジョン、テレビ番組によってかなりファッション化してきたというか大衆に馴染みのあるものになったのですが、
このころはその一つ前の時期だったわけです。
ラッパーがアンダーグラウンドから世間のチャートにばんばん出てくるようになったころ。人によって定義がかわることもあるけど。
ちなみに
ラップに詳しくなくても嵐が好きならVERBALさんはわかると思います。この人はこの時期にm-floとしてチャートに登場しました。
要するに、この時代には、おしゃれなラップをしている人もいれば、「俺は東京生まれ、HIP HOP育ち 悪そうなやつは大体友達」なんてパンチラインを歌っている人もでてきて、お茶の間にラップという認識が出来上がりつつある時期。
その時期にアイドルでありながら、ちゃんとヒップホップの畑のひとの力を借りながら戦いに行くの、超かっこよくないですか?
かっこいい。
そしてその前の1次ブーム、すなわち日本語ラップシーンの隆起にヘッズとして立ち会っている櫻井翔が、ネトフリでVERBAL回を持つこと、かなり面白い。
つまり、アイドルがちゃんとした音楽シーンに激突していくわけなんですよ。しかもポップミュージックとしてではなく。
それが15年以上の時を経て、
Rebornするわけです。
どポップソングとして。(え、言ってたこと違う)
そう、ずいぶん長々書いてしまって覚えてないと思いますがRebornにはやりのHIP HOP入ってるじゃない、と書きました。
でもそれはほんのスパイス、香らせ程度としてです。
どこがっていうと、サブスク配信の2:13からくらいのとこ、サンプリング”風”に女性の声が入っています。
後は音数の少なさ。というか隙間の多さ。
これはかなり雑な主観ですが、
ぱっときいたときに音がかなりシンプルで、ホーンセクションとかシンセが主な原曲に比べてトラックのぎっしり感が減る。でも低音はかなり重め。
このRebornを編曲したのが、A-RA-SHI:RebornやI'll be thereを編曲した方。EXOなどの編曲もしています。
つまり、ワールドワイドに世界の流行にかかわっているかた。
原曲のアンダーグラウンド感とは真逆なわけです。
そして、サブスク配信という点。
曲の分数もそうなんだけど、サブスクが主流になってからというもの、楽曲がはじめに聞かれるチャンスは、そのアルバムがクリックされたときではなくプレイリストや、シャッフルで流れたときに変化しました。
世界の流行はHIP HOPなのですが、a day原曲みたいなものとは違い低音の印象が大きいものが多いので、日本の曲はどうしてもプレイリストで聞いたときに聞きおとりする。
この問題点を!解決するべくつくられたのがRebornなのでは、と。
次は殴り込んでいく舞台を世界に変える、てことですか。
でも歌詞の宛先はファンなわけで。
これが嵐が、嵐たるところだなと思うわけです。
鬼の飛躍をかましつつ、こんなところまで来てしまいました。
需要がなくてすみません。
大変な駄文長文をお許しください。
ここまでたどり着いた人、本当にありがとうございます。